『街とその不確かな壁』

『街とその不確かな壁』

村上春樹の最新刊をやっと読み終えたよ。

例によって読書は6冊ほど同時読みしているので、春樹さんは寝る前に1単位読んで行ったんだ。

長編小説で70単位に分かれているので、ざっと2ヶ月以上かかっちゃったよん。

通常、ここまで長くなると途中で、ストーリーがこんがらがっちゃって、読む気が失せたりするものもあるんだけれど、

そこは、さすがは世界の村上春樹でさぁ、もう面白くて、しょーがなかった。

一気通貫で読んじゃいたい衝動に何度も襲われたもん。

でもそうなると、他のルーティンが崩れるので、必死でセーブってわけ。

村上ワールドと言われる幻想世界を苦手とする人もいるけれど、オイラは最大限に支持だよ。

本当に天才的にストーリー展開してくるもんね。

この本の、あとがきに

春樹さんが

「要するに、真実というのはひとつの定まった静止の中ではなく、不断の移行=移動する相の中にある.

それが物語の真髄ではあるまいか」僕はそのように考えているのだが。

と綴っている。

共鳴ししちゃうんだよな。

これって、オイラ自身、あなた自身の物語にもピタリと当てはまることだと思えるんだもの。

ところで、この小説の中にでてくる「夢読み」って実にロマンティックな響きを持つ「お仕事」で、

この辺のセンスが世界を魅了し続けているんだろーなー。

「『街とその不確かな壁』」へのコメント

この作品出てすぐ読みました。 村上作品の中で自分的にベスト3には入ります。

村上さんって なんとなく ラフなところがいい。
それでいて 精密なところ。

オイラは村上作品をもれなく読んでいるんですね。わたしは半分くらいかな。この本は今3分の2くらいまで読み終えています。面白いです。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2023年12月11日

         

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