ある裸族の苦悩  後編

ある裸族の苦悩  後編

 
image-19.jpegジャングルには、貴重な動物も多いから、ピグミーさん達を悩ましているのは、チェーンソウだけではないんだ。
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そう、「銃」だ!  ワシントン条約なんて知ったことじゃあないってわけだ!  いわゆる文明人が森にはいって銃で狩猟するようになると、森から次々と、動物達が姿を消しちまったよ。
本来、ピグミーさんは、石や棒、弓、槍、パチンコ、罠、網、などの実に原始的な方法で”狩り”をしていたんだ。
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こんな方法なら、能率も悪いし、いにしえの森の生態系を崩すようなことは無かったん
image-2.jpegだ。ピグミー族の間ではね、「森でのマナーを死守するハンターが最も腕のいいハンター」として、民族の尊敬を一心に集めるんだ。
中でも、より原始的な方法で、ゾウなどの大物を狩るハンターこそ、神に近づけるとされているんだよ。
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ピグミー族にとって、狩猟は、「食物の確保
image-11.jpegだけではなく、宗教的にも象徴的な意味と威信を持つ、それはそれは崇高な行為」なんだ。 
しかし、しかし文明人は、そんなピグミー族の
価値観、文化なんてそっちのけさ、狩猟を続け、
動物を搾取し、自身だけの利益としてしまう。 
木々を伐採され行き場をなくした動物達は、生きる為に、下界(村)におり
image-1.jpegる。日本と同じだよ。
 ただここでは、さらに、それらの動物も銃によって殺傷。高価な値段で売買されるんだ。 マウンテンゴリラとか生息しているような所だからね。
  森林と自然、そしてピグミー族の伝統文化の崩壊・・・・・これが文明の発展の答えなか!!!!
人々が氾濫する情報に惑わされ、必要以上に多くを求めるようになった
image-6.jpeg故の悲劇だ。
   
今、現在、環境の劇的とも言える変化が、世界中の至る所で起こっているのは、誰の目にも、明白だよね。  地球は怒っているんだ!!  
地震、津波、洪水、ハリケーン・・・人類の生存自体を脅かす勢いだ。
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この悲劇は、人類による環境破壊が、生態系のサイクルを致命的にイジクりすぎた見返りなんだ。
 
image-10.jpegオイラ達は3.11にとんでも無いしっぺ返しをくった。これで気付かなきゃ 白痴だ!
国連、ユネスコ、世界遺産委員会は、
 一致して、 ピグミーさんや それに準ずる
裸族に、しっかりとした教育をし、医療も提供し、一定区域を保護区として、密漁を禁じるように・・なんて方向性・・・
 それって違うよ!  すべて文明人で組織するからこんなくだらない 
アイ
image-16.jpegデアが出てくるんだよ。
 ピグミーさんに教育なんかいらない、 寿命だって30歳でいいって思ってるよ。 ほっといてあげようよ、
それが、オイラ達がしなくちゃいけないことだよ。 
 唯一できることは、一定区域とかでなく、ジャングル丸ごと保護区にして、見守ってあげなきゃ!
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image-14.jpegあとは、余計な事をしちゃだダメだよ。 
ある人に合う靴も、他人には窮屈なんだよ!
 人様の文化に土足で踏入、自分の文化を押しつけるなんて、
もっともしてはいけないことだ! 
それに 文明人の何人が、ピグミーさんより幸せだって言い切れるんだ???
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スカスカの人生なのに、幸せなフリをしているだけじゃあないの?   
  
 インディアン、アイヌ、アボリジニー、イヌイット・・・ねえ、 
もういい加減にしようよ。
 21世紀なんだよ。 もう、十分学習したはずだ。 もう、たくさんだ・・・ 
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そもそも人生に、プロフェシォナルなんているわけがないんだ。 
だってそうでしょう?
みんなが、みんな初参加だもの。 人生については誰もがアマチュアなんだ。
 
アマチュアなんだから、つべこべ言わずにに学習したことは、
素直に実行するのが、王道ってやつだ!

「ある裸族の苦悩  後編」へのコメント

師匠 オイラ達は『ピグミーさん』じゃないけれど 自慢できるほどの 文明人でもないと思うね
生活環境や文明を押し付ける 勝手な 思考回路に迷い込んだ世界で生活している オイラ。
本来太陽が隠れたらお月様が出てきて照らされる程度の闇夜であるのが自然
それが今では いつでも 明かりを煌煌とつけられる時代 
暗闇から見える世界神秘的な宇宙を知らない世代 
今日歩いてきた道に咲いていた名も知れない草花にさえ気がつかなくなった鈍感な感性。
必要も無いのに やたらお笑い情報や 真実か疑わしい話に飛びつく それが平均になった今。
どうすれば 原点に戻れるのか?
 
もう戻ることなんて出来ない!
 
では、どうすれば ストレスの少ない 伸びやかな 世界を作れるのか?
各人の人生観を確立して日常生活を送り 
最後の日に 自分が生きてきた証を残せれば
人間ほど弱い生き物は いないと思う 
人間は自分の中の感情と肉体のバランスが保たれているときだけが 『生』を意識しない時
バランスが崩れると 誰かにすがりたくなって 例えば 病院に駆け込む 哀れだね。
目標を失ったときに 生きている意味をはじめて考えるが
それでは 答えを出すには遅すぎ 回答は出てこない。
日々の生活で 細かな問題を処理する能力を身に付ける事。
各人が楽しいワクワクしている毎日を過ごすため
 自分の心ともっと対峙し強くなろう!

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2012年4月13日

         

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