今日でパリシリーズは終わりですか、そうだったらとても淋しいです。
また読み返します。
パリ 最終日
いよいよ最後の授業、月並みだけれど感無量・・・
それにしても、担任のネイマ先生は厳しかったよねー。
ゆっくり話してくれるとか、そういうの全くないし、背も180センチくらいあって、チリチリパーマで、なんか威圧感ありまくりの、パリジェンヌ!
そんな、ネイマ先生が最後のレッスンが終わったときに、妙に親しげに(今まで絶対にこういう態度をとってはくれな
かった)オイラに話かけてきて、一枚のペーパーをくれたんだ。
コレなんだけれど、サーティフィケイトだ。
修了書みたいなもんね!
どうやら一定以上の成績を残したモノに与えられるらしい。
オイラのクラスでは8割弱の生徒が手にしたよ。
「なーんだ殆どもらえるんじゃん」って思ったでしょう!?
でも、オイラにとってはモラエナイ生徒だっているッテ事実の方が恐
怖だよ。
ネイマ先生に、
「ウキオにしてみれば、1階級上のクラスで、たいへんだったろうが、良く最後までついてきた。
ウキオが、思うように行かず、自分で自分のアタマを、ポンポン叩いているのが、今は懐かしい」 ![]()
「ウキオ、なんでもそうだけれど、自分の思っているより1階級上の場所に身を置くことよ、これは私の母の教えなの」
なんでだろう、この瞬間の空間は、とても透明で、難しい単語も全て聞き取れたんだ。
しかもなんだか、いつもと違って、声色も優しいジャン(^^)/
そして、握手までもとめられあちゃってね、 その時、忘れもしない、あの言葉、
「ウキオ、あなたを教えることができてよかった。
コレは私の歴史よ」
うううーーーーー、オイラはもう胸がいっぱいでさ、完全に泪目「メルシーボク、ヴレマン」(本当にどうもありがとうございまし
た)と、言うのがやっとだった。
いろいろと、言う事反芻してきたのに、みんなぶっとんだもん。
そして次の日の朝、帰国のため、シャルルドゴール空港へ。
ここで最後のハードル。 空港へはどうしたってタクシーを利用
しないとだめでしょう。
なんせ初日の事件以来乗り物を信じて無いんだよね。
朝早くで真っ暗なわけよ、オマケに零下5度。
ドライバーの多くは黒人なのね、
人種がどうのってないんだろうけれど、敢えて
白人ドライバーを選択、それだって何の保証もない。
それでも勇気を出して、ゆっくりと、スタッカート調のフランス語で行き先を告げた。
げげ・・・なんか雰囲気コワイんですけどーーー。
「お前の国言葉を一つだけ知ってるぜ」
と話しかけられたのよ。 「えっつ、何!」って返したらさ、
「最後に言うよ」だって!
それから、ずっと沈黙・・ なにやらイヤな予感。
まずメーターを倒していないジャン、オイ!
それになんだか森みたいな淋し
いハイウエイを走ってるじゃん。
まさか知っている言葉って「サヨナラ」で、イキナリ拳銃とかでてきちゃったろいしないだろうな・・・
なんて妄想が膨らむ。
30分くらいしたときに、何やら話かけてくるんだ。
恐怖状態の
オイラは全く理解できず。
するとハイウエイなのに路肩に停車するんだよ。
うーー万事休すか!!
なーんだ 「空港のどこのターミナルか」って聞いてきていただけみたい。
もービックリさせないでよ。
それに空
港への道は繁華街を抜けて閑散としていて当たり前だった。
というわけで、無事到着。
料金は50ユーロだという。
なるほど、空港へは均一料金だからメーターを倒さなかったんだね、もうー焦らせないでよーー。
オイラは60ユーロわたしたよ。
そうしたら運手さんたら満面の笑顔(^^)/ ![]()
そしてひとこと 「謝謝」(シェイシェイ)
おい、そっちかよ!!!!!!!
空の上の赤ワインは、
格別で
ちょっと味わえないくらいスバラシイモノダッタヨ。
「パリ 最終日」へのコメント
ネイマ先生のことばが、私にまでとどろきました。 心を揺さぶりました。
『謝謝』のオチを含め 最終回、感動しました。
SY牧場のゆーこです。パリでの成果、すばらしいです。 涙がでてきました。
全編パリでの出来事読みました。 私もフランス語を勉強中でいつかはオイラと同じようにフランスに居住希望です。
ありがとうございました。
シリーズ最終回 まさに最終回に相応しい 感動的な内容でした。
あずささんとかっちゃんは親友同士、楽しい道中、 こういうのって読んでいて幸せ!
「ウキオ、なんでもそうだけれど、自分の思っているより1階級上の場所に身を置くことよ、これは私の母の教えなの」
この部分にジーンときました。
あずささんの、だって「仮面といえば〜?金田一!」の感覚、
私にもピッタリですよ。
パリ日記、全部良かったです。
特に、今回のと、「3日目の放課後」が好きです。
心に残っています。
Azukoの時間・・・・
そして車に乗り込み、バビュン!!!
そこからまたバビュンと仙石原の方へ。
このバビュンという、擬音、元カノの口癖でした。
受験で、彼女は慶応へ、僕は浪人で、自然消滅:::
甘酸っぱい思い出です。
そしてひとこと 「謝謝」(シェイシェイ)
おい、そっちかよ!!!!!!!
終わり方が、見事・・・最初の鉄パイプ事件からすれば、なんてことないですね!
SYのさゆりです。おはようございます。
有意義な時間であったことは、もう、わかりすぎるくらい。
オイラの行動力に、乾杯です!!
いろいろあった、パリでの時間、宝の時間だと思いました。
空の上の赤ワイン・・・とっても美味しかったんだろうな。。。。
シリーズ完結編、3回読み返しました。
自分も旅をしてきたように、感じています。
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カテゴリー:院長ブログ 投稿日:2017年2月22日

バリ日記最終版
本気で感動しました。
ありがとうございました。