トライアスロンOISO

 今日は、オイラにとって、チャレンジグな日となったよ！
　日頃の運動のアクセントとして、大磯で行われた、トライアスロンの大会に出てみたんだ。　トライアスロンにも色々あって、一番、過酷なのは、
アイアンマンレース。これは、海で3.8キロ泳いで、自転車で180キロ、その後42.195キロのフルマラソン･･･正直、通常は心臓発作起
こすよ。　　さて　オイラが今回トライしたのは、うって変わって、
スイム400メートル、自転車９キロ、ランが３キロ　・・　これくらいなら”楽勝”　って思って申し込んだんだけど、世の中甘くはないよね！　　　オイラの条件は、愛車”トロール号”で、完走すること。　　
　トロール号はご存じ、三輪車みたいな自転車だから、大会前から人だかりが出来ていたよ。(^_^)v
　　単に完走と言っても、トップのゴールタイムとあまり差が出ると、大会運営上、競技中止になるので、この一点が、とても恐ろしかったよ。　行く前は、距離も短いし、きっとママチャリで参加してくるフザケタ競技者も居るでしょう！って　勝手に思っていたら、これが大間違い！！！！　　
みんな　もう体つきが、完全にアスリートなんだよ！　　オイラはぷよぷよで、もうカッコワルイったらないよ！　
　おまけに自転車も、オイラ以外全員競技用のバイク、こうやって並べられるんだけど、いかにオイラが、無謀な挑戦をしようとしてるのかが、よくわかるよ。　　係の人に、「お子様の自転車は、あちらに寄せといてください」とまで、言われたもの。おまけに、ヘルメットはスノーボード用なんだ。
　　それにスイムの時の格好ね。　オイラなんてぷよぷよのカラダに、単なる海パンに白いからだ・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まるで
アザラシね・・　みんなはと言うと、なんだかスーツみたいなもの着て、水からでても、自然に乾く、しかもそのままバイクに乗れ、ランも可能というトライアスロンスーツ？なんだもの。　　スイムでスタート前のオイラに対する、
「こいつ、勘違いしてんなー」って言う視線。ビシバシ感じまくりね！
　
　そんなわけで　スタート。　みんな一斉に泳ぐモンだから、おいらなんて蹴られまくりだよ。おかげで　脳しんとうおこしたよ・・
しかたないから、しばらく、立って、混雑の緩和待ちしてた。　だいたい水温がメチャクチャ低くて、もう泣きそう・・はじめクロールで泳いでいたんだけど、前に進んでいるのか、横に進んでいるのか、わからなくなって、５０メートルくらいで平泳ぎにスイッチしたよ。　とにかく水が冷たい。それでも　１６３人の参加で、スイムが終わった時点で、後に、２０人以上は居たんだ。
　問題は、　バイクね、　なんせ　トロール号、圧倒的に不利。
　しかも、水泳終わって、オイラだけが、バスタオルで、水ふいて、永ちゃんのTシャツに着替えて、
永ちゃんのキャップ被って、靴下履いてなんてやっているんだものな〜。
それで、三輪車並みのスピード。　みんなは、競技用・・・
案の定、たちまちビリになったよ。
　競技の係の人が、「最後尾につきます」とかいって　併走し出す始末。　　それでもって、話しかけて来るんだよ。　「このバイクでエントリーするってことは、最初から記録狙いでなくて、完走ねらいですか〜？」
「これって、日本製？ですか〜」
なんておもしろがっているんだ。　応援席からは、「ありえねー」　「えっつ！　うそだろー」　　なんて、狙い通りの言葉が聞こえてきて、イイ感じだったよ。　　なんせビリだから　オイラの周りにだれも走ってない。
　でも、応援が凄かったよ。　「あのバイク　可愛い〜」「ねーお母さん　へんなじてんしゃがいるよ〜」
「完走！　完走！完走！」って見ず知らずの人たちの大声援を受けて、なんとかバイク終了。
　
最後のランも、目立とう精神丸出しで、上記のスニーカーなので、なんとか、タイムアップで打ち切られる前にゴールしなくては、かっこわるすぎる。
　　あえて、笑顔で走ったよ。　なんせビリは応援がすごいんだ。　
苦しいとか、止まりたいとか、口が裂けても、悟られても、ダメなんだ。　
そんなんで、ひとり抜いて、ビリから二番でなんとかタイムアップせずゴール出来たよ。ブービー賞ね(*^_^*)
　　　ゴールすると　豚汁やお弁当が出てくるんだ。
　「いやー　こんな旨い、豚汁　食ったことないよ。」
　そんなんで　豚汁鍋と一緒に　ワンショット撮ってもらったよ！
　　豚汁食べていても、　「よく　あのバイクで、参加してくるよねー、なんか衝撃でしたよ」なんて、ひとりぼっちで参加したオイラも、楽しく食事できたんだ。
　　　こんなに　達成感があるのは、めったにないな・・・
　　　　また来年も、どこかの大会にエンリーしまっせ。
　ランで、最後にひとり抜いたとき、「すみません　先に行きます」ってオイラね、その人に、声をかけたんだ。　何故かというと、バイクの時、オイラを抜いていく人たちはみな、「抜きますよ」って声をかけていってくれたから。　
たぶん　そういう慣習なんだろうね。
　　
そうしたらね、その人ね、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「どうぞ、どうぞわたしも　なんとか時間内に・・必ず」っていって手をシェイクてくれたよ。
　　
この時の競技者にしか、わかり得ない、
　　　　　　　　　　微妙な空気の流れが、『オイラ、たまらなく好きなんだ』
　　　　　　　　　最後に、
応援してくれた、身知らずの多くの方々、本当にありがとうございました。

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カテゴリー：院長ブログ  投稿日：2011年9月23日