ハムカツ

実家の近くにあるお肉屋さんは

引っ越した時からずーーーーーっとそこにあって、

小学生の頃は

50円のコロッケと70円のメンチカツ、たまに奮発してグラム売りのいもフライも付けたりして

（現在はもうちょっと値上げされてる）兄と二人でよく食べていた。

串カツやハムカツもあるんだけど、小学生のわたしにはたまにしか手が出せない代物！

中学生になるとハムカツにハマり、そこからハムカツ好きに。

で、大人になってからは居酒屋でハムカツがあるとワクワクするようになった。

「あー！ハムカツがあるぅぅぅぅ！」とか言ってね。

大体の人の反応は「頼めばー？」なんだけど、

居酒屋のハムカツって一枚じゃないから、一人じゃ食べきれないのよ。

だから「食べる？」って聞いて「いらないかなー」と言われたらおしまい。

「あれば食べるよ」って言われても、私が相当食べたい日じゃなければ頼まない。

、、、ということで、ハムカツを食べれるときはテンションが上がるのね。

先日の夕方、

歩いてる時に〔久しぶりにハムカツが食べたい！やってるかなぁ、売ってるかなぁ〕

と、ウキウキしながらあのお肉屋さんに近づくと

なんとやっていた！！

しかし、、、人が、、、お店の人とおしゃべりをしている、、、。

しかもお店のご夫婦でニコニコおしゃべり中、、、

母娘で来たお客さんは「大きくなったねー！」と言われている。

どうも久しぶりらしい。

これは、、、割り込めないよー！！

娘さんの脇からハムカツが見えるが、諦めて素通り。

悲しすぎて友達に電話しました。

わたしのハムカツ。あったのに、買えなかった。

夕方だったし、あのハムカツは破棄されてしまったのかな。それとも売れたのかな。

そんなにウジウジするなら会話に割り込んで買うべきだったのか？

小さなお店だから、あの時立ち止まったら気を遣ってすぐに退けてくれたと思うけど、

わたしにゃあ出来なかったよ、、、。

あそこのハムカツが、私にとって真実のハムカツ。

分厚い衣にハムが挟まって、噛んだ時にハムじゃなくて油の味が口の中に広がるあの感じ。

あれよ！あれ！！

次の機会に期待しよう。

あずさ

カテゴリー：  投稿日：2018年9月7日