「ナスとか、ホント美味しそうじゃん!」 25日、土曜の夜のOK牧場の会で思わず、ツカちゃんは、
そう発したよ!
うん! さすがは、わかってるねー!
この写真を自慢げに見せたのは,他ならぬオイラだ!
このナスも,キュウリもピーマンも,美味しいに決まっているんだ。 そうだ!これほど絶対的なものはないんだ。
おなじ25日土曜日、
午前一番にKさんは、診療室にいたよ! Kさんは歯科材料やさんでクリニック開業以来の付き合いなんだ!。
本日は,クライアントとして診療台へ・・
「おはようございまーす! 今日はどーしました」
『あっつ せんせー、診察前に、これ・・もし、よかったら・・』
「この野菜? もしかして、・・」
『やっと、できたんです、採れたてです、娘のRから、せんせーにって』
「これは、メチャクチャ嬉しい(^^;) 食べる前からもう、
ウマイッス!」
『Rが,せんせーと約束したからって・・ 今日も、水を、やりに学校に行っているんで、僕に持って行ってくれと・・』
なんと、丁寧に、透明な梱包までしてある・・ クー! 涙がデルゼ!
Kさんのお嬢さんのRちゃんは、それこそ、生まれた時からの
オイラ・クリニックのクライアントというか、超のつく常連だよ!
いつも、明るくて、弟想いのイイコなんだ!
そんな、Rちゃんが、そのオットリした性格故に、小学校高学年くらいから、イジメにあってるってKさんから聞かされたのが、昨日のことのようだ。 Rちゃんは だんだん学校へも行かなくなっていった。
Kさんも、中学になれば状況も、変わるはずだって、いつも、気をもんでたんだ。
でも、中学も小学校の持ち上がりのようなものなので、状況は変わらなかった。それでも、植物と,対話できるRちゃんは、園芸部にはいって、それだけが、楽しくてなんとか、中学三年間休み休みでは、あったけれども、行ききったんだ。
Kさんは、「もう、中学を卒業してくれるだけでも十分です」って、そういって深く呼吸していたのを思い出すよ!
そんな、 Rちゃんが、進路を決める最終段階になって初めて、口を開いた。
「私は、将来農業をやってみたい。 遠いいけれど、ガンバッテ通うから、農学校を受けさせてくれ」・・・と。
もちろん、Kさんも、Kさんの奥さんも(奥さんもクライアントなんだ)、
とても喜んでいたよ。
そしてね、厚木のほうの農学校に入学してすぐに、
Rちゃんが、検診にきたんだ!
「おー、Rちゃん農学校に入ったんだって・・おめでとー!」
『ありがとうございます! せんせー,
野菜とか好きですか? 学校で、一年生の時から、作らせてくれるみたいなんで、出来たら、もって来ていいですか?』
「好き好き大好きだよー、 ホントかよ・・じゃあ、100%約束だゼ
イ」
「よかったー 、じゃあ、待ってて下さい、いつも、父がお世話になっているし、是非って思ってたんです」
そのときの嬉しそうな、Rちゃんの希望に満ちた、さわやかな笑顔と,
声のトーンをオイラは忘れらんないよ! 小さい頃からRちゃんのことを知ってるキャストも、" 父がお世話に・・" なんて言う言葉を
Rちゃんから聞くと思っていなかったよねー!って、(^^;) ・・・もの凄く驚いていたよ!! もちろん、良い意味でね!
「女子とか、少ないでしょう?」
『ほとんど 男子ですよ・・女子はクラスに3人くらい』
毎日6時頃には家を出て、帰りは10時くらいになることもある、と言うんだ。
農作物を育てるって、大変なんだね!
Kさんの話だと、夏休みもほとんど無いんだって!
この暑さで、雨も降らないんでは、農作物も、スルメになっちゃうもんね! だから、Rちゃんは、一生懸命水やりに行くんだ!
そんなRちゃんが、一生懸命,丹精込めて、
育ててくれた野菜だよ!
喰う前からわかるよ! 『ウメーにきまってるんだ!』 15さいのRちゃんが,自分で、決めた自分の道・・・好きな道・・
タマンナイヨな(*^_^*)
きっと生きられる。 きっと生きる道はあるんだ! どこまでいったって人生には
きっと抜け道がある。 そして、その抜け道が 王道になったりするもんだ!
その時の環境が、人の命を奪うこともあるかもしれない。
しかし 人の魂や思いは、奪うことはできない。
25日土曜日の昼休み、
すぐに、 オイラはRちゃんのキュウリをホオバッたよ、
次は,ピーマン炒めた・・
ど、どんだけ ウマいんだよこれ!