おなじみ、ちっちゃな時からのクライアントで、
現・宝塚歌劇団の星組の一員・・・
音咲きいつきちゃんの舞台に行って来たよ！　
　　最初の頃は、いつきちゃん探しにキョロキョロしていたけど、
前回くらいから、オイラも目が肥えてきて、いくら、宝塚スタイルで出てこられても、　すぐに、「あっ　いつきちゃんだ！」ってわかるようになったんだ(^o^)　　　　
今回の『ダンサ　セレナｰテ』　　は永遠に色あせない　たったひとつの想いに向かって駆け抜けるダンサー達のミュージカルなんだ。　
星組の男役のトップは柚希　礼音　（ゆづき　れおん）
女役トップが夢咲　ねね　でこの二人は毎回不動の主役なんだ。　
オイラもいつきちゃんの以外だとこのふたりしかわからないんだよな。
　星組だけで、71名いるわけで、この中でトップになるのは、もうホントに、わずかな人なんだ。　
宝塚自体に入団するのが、もの凄い大変だってことは、言うまでも無いよね・・。
　　さらに引退後、芸能界で成功している黒木ひとみ（女役トップ）や天海祐希（男役トップ）などはもう、針の穴を通す稀少さなんだ。　
　オーラがあって当たり前と言えば当たり前なんだよな。　

今回も、いつきちゃんのスッカリ、安心してみていられるようになった舞台での振る舞いにも、グッと来たよ。　それにしても主役の二人は、あれだけ激しく踊りながら、綺麗な声で歌っているのが、まさにプロフェシオナルで、感服するよ。
　20人くらい一辺にダンスも合わせながら、ピタリと決めながら、音程も乱さず歌えるんだもの。
　しかも、妙な体勢からも透き通った声を出せるから、不思議だよ。　
オイラなんて、HIP HOPをかじったことがあるけど、あまりにもみんなと合わせられなくて、クビになったもん。
ダンスだけでも合わせるのは、並では無いよ・・。　　
　　言うまでもないけど、AKBや、ほとんどのアイドル歌手は口パクなのは、みんな承知のところ。
しかし、宝塚歌劇団や劇団四季では、それはあり得ない。
なぜならそこが生命線だからだ。
　　
歯科大生のころ高校の友人で芸能事務所のマネージャーになった
鹿島くんが、芸能人のバンドをオイラの部屋に連れてきたんだ。　
ひとり暮らしだったオイラの部屋に鹿島＋5人で六名泊まったんだ。　きち〜・・
部屋代浮かせるってモクロミネ(^_^)v　　彼らは「夢工場」というバンドで、アニメの「タッチ」のエンディングの曲とか歌っていた。
　かなり長い間バンドを組んでいて、「演奏には自信があるんですけどね・・」って言うからなんだと思ったら、　ライブでは演奏はカラオケになるって言うんだよ。　
事務所から演奏許可がでないんだって！　オイラ、結構驚いたよ当時・・　　「でも、最近になってボーカルだけは、歌うことを許されて､口パクを卒業したんです」　なんて嬉しそうに言うんだもの。　
演奏しているフリもなかなか大変で、特にドラムは思わずバチが太鼓に当たっちゃうんだってさ。　
キョトーンとしているオイラに、鹿島が説明してくれたよ。　　
　ライブでミスが起こったら致命傷なので、ジャニーズをはじめ、
殆どのバンドに
演奏許可も、発声許可も出なくてカラオケ＆口パクなんだと。　

「ただし同時代に売れ続けていたチェッカーズはいくつものオーディションを勝ち抜いてきた本物で、彼らには､演奏、発声許可が出ているんだ。」　とのこと。　　「　ただし、あのタータンチェックは、最後まで藤井フミヤ嫌がっていたんだよ、」って教えてもくれたよ。　
当時、　藤井フミヤに関しては、他のメンバーとあまり仲がよくない。って報道があって、そこの所を、突っ込んで聞いたらね、
　「実際そうだ」と鹿島。　
　藤井フミヤは、移動のバスの中でも、楽屋でも、寸暇を惜しんで、ランボーやタゴールとか詩集を読んだり、あらゆるジャンルの本を読んで勉強していたんだ。彼以外は、くだらないロケ弁とか女の話ばかりの繰り返し。
作詞･作曲もフミヤだし、それでも、給料はひとり月８０万均一、　まあ、フミヤの気持ちもわかるなー！
　　ちなみに夢工場月7万円均一だって言っていた。　
それでも、「好きなことやって　いるんだから、ありがたいです」っていってたのが印象的だった。　
 
 おやおや、脱線しまくりだなー
　　　　まあ、線路からヒョイと飛び降りてどこにいくか解らない人生の方が面白いでしょー？
なーんて脱線の言い訳ね(^^;)　　　
　　
星組のトップ達も他の団員の何倍も練習をし、健康管理たるや、
ありえないレヴェルだってキイテイルヨ。　
風邪1つが命取りの世界・・・・・
　　　なんていうのかな、　輝いている人達をみていると、
　
冷や飯を上手に食べているって言うのかな
雌伏の時代に目がキラキラしている。
　　
　その延長が、
雌伏の時代を至福へと変えて来る・・・来る。
　　
　どんな　事に出会っても、選んだ今日を嘆きはしない・・・