ヤバイ漫画シリーズ 3

ヤバイ漫画シリーズ 3

yjimage-4.jpegさて、久々にヤバイ漫画シリーズ第三弾と行きまっせー。
今回のがオイラ的にはある意味最もヤバイと自負しているよ。
これはIMG_1939.jpg作品自体というよりこの作家のすべての作品がかなり危険だ。
『つげ義春』 だ。
  月間漫画「ガロ」っていうところで連載していたのね。
読者のみんなの中でこの「ガロ」を知っている人はもう漫画界に通暁している。
 
オイラの時代のものではIMG_1942.jpgないんだけれど、
とにかく一旦取り憑かれると全部持っていかれる中毒性があcae59a33-eed2-4ba1-8223-3b81a8cb0cae.gifるのが、
『つげ義春』だよ。  
すべての作品にオチがないというか、
あとは自分で考えてみたいな、後味の悪さ。 
なんの希望もない破滅感。 小説界のフランツ・カフカを彷彿させるんだよな。
 
 「石を売る」という作品では IMG_1944.jpg
「父ちゃんは、虫ケラだって、母ちゃんが言ってた」
という小さな息子の言葉で終わってる・・と言った具合。  
とにかく説明不可能やな。
  
全作品集めてるから年に一回はyjimage-5.jpeg読み返しているよ。 
DVDも出ていて、オークションでなんとか出てる作品すべて競り落としたくらいのIMG_1948.jpgコアなファンでやんす。
  
読んでいると深い深い闇というか、海中に沈められたような錯覚に陥るんだ。yjimage-1.jpeg
でもそれがオイラの血液を全部入れ替えたようになって、
なぜか、読後IMG_1938.jpg調子が飛躍的に上がるんだよね。
 麻薬的とも言えるよ。
 そのうち法律で禁止されるんじゃあないんかな・・・なんて妄想するほどに・・・
 
  IMG_1953.jpgつげ義春の作品群は全てが芸IMG_1949.jpg術の域で、 
オイラが日本人作家で最大級に尊敬している
「安部公房」とも思想的にリンクしている気がするよ。
確実に心臓を
鷲の爪で抉(えぐ)ってくる5523bd75-7f5d-4c96-b0cb-80455ea9b8a0.jpgぜ!
  
どのように死ぬかではなく、
またどのように生きるかでもなく、
どのような作品を未来永劫に残すかが、
IMG_1947.jpg問題なんだ。  
  
そう感じさせられるのが、
『つげ義春』・・・・・・・・
人生は宿屋、死は旅の終わり・・・・
 

「ヤバイ漫画シリーズ 3」へのコメント

オイラの守備範囲の広さには驚く。
 つげ義春、わたしも本棚に並べている。血のペンで書いた作品群。

オイラの頭の中ってどうなってる。
関心のあるターゲットが多すぎて、もう、笑う。

どのように死ぬかではなく、
またどのように生きるかでもなく、
どのような作品を未来永劫に残すかが、
問題なんだ。 
 どのような作品を未来永劫に残すかが
どのような作品を未来永劫に残すかが

オイラ以上に 僕は読み込んでると自負。
 なぜなら、僕には つげ、しかないのだから。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2019年11月22日

         

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