おふくろを、偲ぶ会  ありがとうございました

おふくろを、偲ぶ会  ありがとうございました

DSC01168.JPGDSC01041.JPGこの日のことは、生涯忘れないよ。  
おふくろ城戸祐子(きどさちこ)を偲ぶ会が、芹沢文学愛好会の有志のメンバーの人たちによって開かれたんだ。  

オイラを含め妻、弟夫婦、妹、オヤジの6人が招待されて、
ひょこひょこ出向いて行ったんだ。
  掛け値無しに こんなにオイラの心を揺さ振る出来事は生涯,あと一度でもあるのだろうか!?   
オヤジなんて会場に入ったとたん、唇が震えて握りこぶしで背筋が張っていたよ。すごいな・・と、言いながらね。

  おふくろは、ガン細胞の侵食が進み、もうベットの中で文DSC01053.JPG字すら追えないと言うときに、
全てのガン治療から手を引き、もう後は天命に任せると家族にハッキリと伝えてきた。

「延命は望みません、芹沢先生の本が読めないということは、既に死んだも同じです」・・と、

実は数ヶ月前にも、似たような、発言があったんだ。
それは自分で外出ができなくなったときの事なんだ。
車いすでもなんでも、少しは外の空気を吸った方が良いのDSC01162.JPGでは、って家族は思うじゃない。
それなのに、

「芹沢文学会に行けないのなら行きたいところなんてない」っていうのよ。 
 こっれじゃあ、オイラだって、
いったい どんだけ 好きなんだよ!!!!って思うじゃあない。  
DSC01157.JPG
おふくろが、いちばん居心地の良かった場所、おふくろの居場所の中の居場所、
それが「芹沢文学愛好会」というところだった。
   

でね、オイラもココに来てすぐに、気がついたよ。 
あのおふくろの想いって、片思いじゃあなかったんだって・・・・
 みんな本当におふくろのことを理解して、DSC01187.JPG愛してくれている人たちの集まりなんだもの。  

 会場には、おふくろが愛読書や、ありし日の写真パネル、
お気に入りの洋服、自筆の書なんかも陳列されていて、
とにかく手作り感が、まさに無限大レベルなんだよ。  
 
パンフレットなんかもあってね、愛好会代表のSuzukiさんがDSC01167.JPG完璧以上に創作してくれて、もうなんて言ってよいか。  

31人もの人たちに来てもらってね、そのひとりひとりから、おふくろの想いで話を聞けた。
 芹沢先生の実の娘さんにも2人来て戴いていて、
オイラの脚も震える。

そこには、オイラの知らなかったおふくろがいーっぱい居DSC01179.JPGたよ。
 思ったよりリーダーシップもあったのね・・

全員に共通する、おふくろへの愛のメッセージが、なんともクスグッタクもあったんだけれど、おふくろも、本気で芹沢文学愛好会に向かっていたから、キット両思いだったんだなぁーって、
ズシーンと腑に落ちたよ。
DSC01173.JPG 

  誰もが、「おふくろから、愚痴も人の悪口も一切聞いたことがない」と言ってくれていたけれど、それは、家でもそうだった。
いつだったか「 愚痴も悪口も、幸福論から外れているし、そんな時間もないわ 」とオイラと話をしているときに言っていたもん。 

 文学会の人たちは知的レベルも高くて、オイラも自分のDSC01174.JPGスピーチの時どこまで崩していいものやら(^^)/と一瞬悩んだけれど、やっぱりいつも通りにしといたよ。 

驚いたことに、このオイラブログの読者になってくれているメンバーの人たちが複数いてね、
「いつのまにかファンになってました」なんて声をかけられてメチャクチャ恐縮しちったぜーい。   

コメントのピンジーンさんを名指しで褒めてくれたDSC01191.JPGときは嬉しかった。 

このオイラブログが、
《読者と共に前に行くといのが、オイラのスタイルだから》だよーん。

オイラひとりでは無力すぎるもの。
 このブログも1回のオープンで1万件のアクセスが来るようになったけれど、それはそれで、とてもありがたいことだけれど、原点は10件のアクセスの頃と変わらない。
 DSC01190.JPG
そういうところを、芹沢文学愛好会の人はわかってくれているんだなぁって、嬉しかったんだ。

SAITOさんからは松田優作の最初の妻の書いたレアな本をもらったよ。 コレは想像以上に歓喜した。
オイラがコアな優作ファンであることはブログから確認済みってわけでしょう。 
「永遠の挑発」という題名、この題名がまたいいやね(^_^)

家に戻ってきてからも、オヤジを囲んで、乾杯したよ。 

「ほんとーに、オレうれしかったー、おれの嫁さんとしては出来過ぎだったんだぁ−」

DSC01184.JPGと目を細くして、
両腕で交互に目頭をかきむしるオヤジの姿が
滑稽なんだけれど・・・
でも、でも家族は、皆その
想いに共鳴・想いを共有した。

犬のベルも クゥーと鳴いた  ーー

「おふくろを、偲ぶ会  ありがとうございました」へのコメント

とても、素敵な 出来事。
 この話を知ることができて幸せです。   みやび

自分のスピーチの時どこまで崩していいものやら(^^)/と一瞬悩んだけれど、やっぱりいつも通りにしといたよ ← さすがです!

SY牧場のゆーこです。寝る前に、気持ちが温かくなりました。 湯タンポのようでした。

札幌からです。芹沢光治良は、オイラblogの影響で 巴里に死す の一冊だけは、読みました。
きれいな文章に魅了されました。 いつかは「人間の運命」に挑戦したいと考えています。

人間の運命 は文庫本で、叔父から贈られたのですが、 まだ読めていません。 叔父が強く読書を薦めていました。
今回のブログを読んで この大河小説にチャレンジしたくなってきました。 芹沢文学愛好会というものが、あるのですね。
興味深いです。

偲ぶ会の手作り感が、臨場的に伝わって来ます、 これも お母様の人徳のなせること。 優しさと思いやりのある人だったのだと想像できます。
また、このような温かい企画が、できる芹沢文学愛好会という会に対して、とても好印象を抱きました。

おはようございます。とても素晴らしい会だったのですね。伝わってきます。ピンジーンさんのコメントが、群を抜いているのは、わたしも同感です。客観性があって、個性的なので、とても面白いですから。 
 わたしもオイラブログの影響で、「巴里に死す」だけは読みました。母にも薦めました。

わたし、思うんですけど、オイラのお母さんって、少女みたいに可愛いです。知的に可愛いって、いいな。居場所があるって、羨ましいと思った。

SYのさゆりです。おはようございます。
「片思いでなく両想い」だとわかったって、なんという素敵な発見でしょう。 こんな人生が送りたいです。

ブログから感じることがあって、≪巴里に死す≫を読み、読後感が良かったので、現在≪人間の運命≫に取り掛かっているものです。
今、「失われた人」まで読み終えたところです。これからの展開に胸が高鳴ります。日本近代史が背景にあって、とても素晴らしい作品だと感じています。出逢えて本当によかったと安堵しています。

松田優作の最初の妻の書いたレアな本をもらったよ。 コレは想像以上に歓喜した。…の部分が、なんともいいです。
 
その場にその本を持参するSAITOさんという方、とてつもなく、ハイセンスな方です。 
 
こういう方がいる、というだけで、「芹沢文学愛好会」という会の素晴らしさは理解できました。

いい話だった。宇宙の話ではなくても、涙が出た。
いつか、人間の運命読めるようになりたいと思った。

「ブログも1回のオープンで1万件のアクセス」
これは、もう一歯医者の領域ではないと思います。
あずこさんブログだけでも、1千アクセスはあると思われる。
自分もブログをやってみたものの、一日のアクセスが二桁んに届いたことがない。どうにもならない。
 どうしても、弟子入りしたい。 あきらめきれません。
 せめて、せめて、あずこさんに、だけでも、もう一度頼めないでしょうか。

朝から、とても気分の良くなる、目の覚めるブログを、ありがとうございました。 僕自身、自分の生き方を、考えるきっかけになりました。

グッときました。還暦近い私自身の人生、母上のように、に惜しまれることはないと思いますが、それでも 精一杯生きていきたいと思います。 「人間の運命」?ー読む決心が固まりました。
 扉が見えました。

小樽の歯医者さま、余計なことかもしれませんが、オイラブログも、秘書のあずささんの方のブログも、真似してデキルものではないと思います。「個性」がそこにあるわけで、もっと、自分を振り返られたらいかがでしょうか、
 生意気言って申し訳ありません。
 
日本文学専攻のわったしにとっても、「芹沢光治良」は重要な位置づけです。  
     M学院大学文学部  ほたる

とても、爽やかな気持ちになりました。
どう生きるかって、あらためて、とても大切なことなのだと、知りました。

福祉の仕事をしていると、何度も、ターミナルケアの現場に立ち会います。城戸祐子さんの生き方は真に素敵な生き方だったんだと思います。ご冥福をお祈りします。

あまり小説を読まない私ですが、オイラブログに何度も出てくる
「芹沢光治良」という、作家には興味が湧き調べてみましたら、偉大な作家だと知りました。
 話題によくのぼる「巴里に死す」は中編小説とのことなので、そちらの方から、読ませていただきます。楽しみです。

羨ましい そうではない 自分の今迄の生き方が 今の自分である
これからの 自分は まだまだ路線変更可能だと前向きに考えている
自分がいつまで生きるかなんて考えても時間の無駄
路線切り替えのポイントいくらでもあるのではないか?
そう考えて 昨日より今日の 進歩 前進に全力を傾けた方が いいんじゃない?
世の中ものすごいスピードで変化している これは 地球上の人間の世界の時計での話
地球は確かに変化しているが46億年もかけての現在の存在
そんな時間を真ん中に持ってきて 考えるのも一つの生き方ではないだろうか
エラそうなことを 言って不愉快に思われた方には申し訳なく思いますが
宇宙を眺めている 小6の読者もおられる

半世紀生きてきて、どうも納得のいかない自分がいます。
 でも、今回のブログで、なにか光のようなものが見えました。
 ちょっと、もうちょっと、がんばってみたいと思います。

作家のことは知りませんでしたが、この文学愛好会が、珠玉の集まりであることはよくわかりました。
 代表や、その周りの方の人柄が伺えます。
ここまで、書かれると、「人間の運命」、気になります。
いつか手に取る日があるかもしれません。

こんな素敵な偲ぶ会を、 もてるひとは、いったい世界に何人いるのでしょう。 お母様の人徳だと、確信します。オイラブログもその流れを継承しているのだと思いました。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2016年2月8日

         

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