ふたつの思い違い

ふたつの思い違い

P1120797.JPGさてと、今日から、オイラブログ再開しまひょー!  

今回、オイラは2つの大きな思い違いをしていたことに気づかされたよ。
 ひとつは「覚悟」 おふくろの末期癌の闘病生活は1年以上にも及んでいたし、オイラも一般以上は医学知識があるはずなので十分覚悟していたんだ。 
それにイメージトレーニングもスポーツ選手の如くくり返していた。 
 
オヤジが崩れることは、十分予想が付いていたから、
その時は、オイラが柱になって、コンダクターになって、全指揮をとることになるだろうって思ったからね、 

 P1120798.JPGでも、実際は そんな十分だと思った覚悟は全くの無力・・
吹けば飛んでしまった。
 

ジャブ、ストレート、フックと懸命にオイラがサンドバック叩いても、
マイク・タイソンが相手ではまったく無意味でしょう。
そんな感じだった。  

これってさ、例としては良い例ではなけれど、10代後半・20代前半の恋愛と少し、似ている。 
 この頃って、付き合っては別れたりと、手探りの状態が続き、
喜悦もあるけれど、同等に悲痛もある。 

大学と時、友人との会話で、よく聞いたのは  
「心のなかでは、もう別れた」
P1120800.JPG というセリフね。 
これはオイラも、公言したこともあった節。 
  
ようするに、 彼女、彼氏とギクシャクしてきて、もうこの恋愛も終わりに近いと察する時ってあるでしょう。  
 そういうときって、「次ぎが、見つかったらすぐ切る」
「こんど、わたしのこと、邪険にしたら、もう自分からは電話しないわ」とか、大きく出ちゃうんだよね!!!
  
そして、「自分は大丈夫、このままでは、ズルズル行くだけで、何のP1120809.JPG進歩もないんだから」とかなんとか、自分を納得させる理由を無理矢理こじつけて、自身の安定を探るんだ。
 
 で、実際別れちゃうと、どうよ。  
当初の予想とは真逆で、どん底に落ちるでしょう。
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オイラなんか、無意味に合コンに参加してカエッテ傷を深くしたりしたもんだよ。 (>_<)
 
それでも、同級生への見栄もあるし、ツッパッテみせていたけれどね・・・同じアパート内に住んで居た同級生たちに、「女は星の数だぜー キーさーん」 なんて励まされ、柿の種を差し入れされたのを、今思い出したよ(^o^)     

 まあ、実際 星の数なので、経験を重ねてオイラも強靱になっていくのだけれど、
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あの時の思いを無限大に掛け合わせても、おふくろの死というのは、追いつかないし別次元のものだ。
 
おふくろは永遠にひとりだからね、 
そもそも対比すること自体なってないんだけれど・・・・・
 
 P1120804.JPG もうひとつの思い違いは、
「明日」・・ あしたと言う日がミンナに平等に訪れるなんて言うのとんでない思い違いだった。 

 あの日で終わってしまったんだから/////
 「明日は 寅さんの何巻をもっていこうかな、」
なんて探索していたのに、その明日がやってこなかった。 

   その日が事前に宣告されていP1120805.JPGれば、何日か休診にしてでも、時間を作ったのに、入院してちょっと、もちなおしたもんだから、スッカリ油断しちゃってたんだ。  

 もし、あの日が、いつなのかわかっていたのなら・・・って 今、この場でも思うョ。 
伝えられなかったことが多すぎて、狂乱しそうだもの。   
 
だから、 みんなも オイラのような、ことに成らないようにしてね・・・・P1120806.JPG  

みんなにも 心配かけたと思うけれど、オイラは再生していくので、平気さ・・
なんてちょっとツヨガルヨ。
 
オイラもいずれ おふくろのいる世界に、行くでしょう。 
そのときに 
「あれからも、しっかりと生きてきたのね」って 笑顔で迎えてもらえないとさ・・・

 羽をもがれたトンボみたいになっちゃったけれど、ちょっと時間はかかるかもだけれど、また大空に飛んでいかないとさ、 

 「ここで 飛ばなきゃ オイラじゃない」・・・そう〜だよね!?

P1120802.JPG  
※ バックの写真は オイラがインスピレーションを受け続けているアーティスト 、 ニキ・ド・サンファル
 
今、六本木の国立新美術館で個展開催中、
本当はこの前の日曜日に行く予定だった。
  

「ふたつの思い違い」へのコメント

SY牧場のゆーこです。おかえりなさいませ。
とても心配していました。 オイラの体がとても心配でした。
またオイラ調を見ることができてほっとしています。ここで、わたしまで悲痛のなると、オイラから、それは違うっていわれそうなので、あえて、普通に振る舞います。 「覚悟」「明日」どちらも、心を刺されました。   ニキ・ド・サンファルは、わたしも興味があります。

おはようございます。 今、仕事中なので、とりあえず、あいさつです。ブログ再開、もっと後になるだろうって思っていたので、とても安心しました。
そうです
「ここで 飛ばなきゃ オイラじゃない」・・

今、ゆーこから連絡が来て、更新されていると聞きました。
おかえりなさいおかえりなさい。
今回のことで、オイラブログがいかに、わたしに影響しているのか思い知らされました。 戻っと来たのですね。
 今夜は緊急に 「SY牧場」開催になりました。

オイラのお母様のことは、ブログ上でしか知りませんが、「別れの言葉」を読んで、人柄が浮かんできました。とても素敵な文章だと思いました。素敵なひとだったのだと思います。
 

恋愛の話、10代後半・30代前半だけでなくわたしは30代前半ですが、いまでも、この呪縛から解き放されずにいます。依存してしまう自分の性格がとても苦しいです。ブログにはいつも励まされ、勇気をもらっています。 今回、ちょっぴり弱いオイラガ出ていて、もっともっと、好きになりました。がんばってください。

まっていました。 
  でも、実際は そんな十分だと思った覚悟は全くの無力・・
吹けば飛んでしまった。 
 このこと、よく分かる気がします。想像しただけでも目が痛いです。誰にでも順番できます。むしろ覚悟なんてしない方がいいのかと思いました。 どのみち避けられないのなら。

人間には 終わりがある  
 割り切れるようで割り切りない。
わたしも、12年前に母を亡くしているので、痛いほど伝わってくる。 合掌・・

わたしは、中学二年の時に父を亡くしています。 父と母では違うのですが、その時のショックは今でも甦ります。 それからの母の頑張りには、感謝しかありません。
 「明日という日が すべての人に約束されたものでない」
ことに、気が付きす。 しばらく訪れていなかった郷里に11月の初めに帰ることにしました。

オイラは健在ですね。 やはり、オイラはオイラで、他の何者でもありません。
 睡眠が取れないでいると聞いて心配していましたが、ブログを見る限り心配なさそうですね。
 無理せず歩んでいってください。

お母さんの文、オイラの文と、根本が同じように感じます。
 DNAを感じました。

激動の1週間だったと思います。 僕も2年ほど前に母を亡くしましたので、気持ちを察することができます。 1年たっても、2年たっても気持ちが以前のようには戻りません。
だから切り替えるしかないです。
僕から言えることは、時間が解決してくれるというのも、思い違いだ。ということです。
がんばりましょう!

きっかり1週間でもどられましたね、 国立新美術館には2週間前くらいにいきました。混んでます。 もう少し時間をおいてからの方がいいかもしれません。 展示コレクションは満足のいくものでした。

いつも、娘と一緒に拝見しています。 どうか健康に気をつけて歩み続けてください。
オイラblog再開を再会だと、言い張る娘、心の支えになっているようです。

こんにちわ、 お気持ち察します。 お母様の文章に、とても感動しました。わたしも、逝くときは、そうありたいと思いました。
さすがは、オイラのお母様です。

宇宙でなくても、あったほうがいいです。なにもないのは 変なかんじです。

復活祭、 今夜は、ビールを 藤沢の方向へ向かって 高々と あげましょう! 無理せず、オイラさんペースで 更新してください。 読者は、私に限らずみんな、しっかり待ちますから。

グッとくる。
 特にに 「あれからも、しっかりと生きてきたのね」のところは、きしむほど痛くくる。

祖父に、先生のお母さんの「サヨナラの言葉」を読んで聞かせたら、とても感銘を受けて、自分も書き残すと言って、今、筆を執っています。 
このようなオリジナリティに富む、サヨナラの言葉は、長すぎてしまうことがしばしばですが、先生のお母さんのものは、簡潔で上品です。しかもメッセージがしっかりとあり、残されたものへの気遣いに溢れています。 うちの祖父にはとてもとても。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2015年10月22日

         

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