幽霊

幽霊

P1090664.JPG前回、芸大に行ったときに、
「今度は是非、芸大美術館の方にも寄ってください」なんて言われ、「ええ是非」なんて調子よく返事しちゃったのね。 
 ここで行かないと、「口先だけのデクノボー」と言われそうだし、オイラ自身も、芸大美術館に触覚がピンと張るのでイッテキタヨ。 

 幽霊展が催されていて、このバカ暑い時期にはもってこいだよ。 
 売店にも芸大生扮する幽霊さんが居て、
けっこーやるなーッテ感じP1090668.JPG(^^)/
 
しかしナー、オイラは宇宙人には会ってみたいけれど、幽霊さんとか、べつにー・・・(沢尻エリカ風に)なんだよね。    

でも日本画のタッチはそれなりに、W大の論文作成に役に立ちそうな部分があったよ。これは収穫だった。

 日本画ってゴッホやクロード・モネなど海外の巨匠たちがこぞって模倣するほどグレーP1090666.JPGトなんだよ。  
 あの平面的なところが、シンプルで魅力みたいなんだ。 あと色使いね。 

 そんな良さが今回の幽霊画にも出ていた。 それに日本の幽霊って本当に怖いよね。

外国のフランケンシュタインとか、ドラキュラとか、怖いと言うより、キャラクターっぽくて、雪男とかカッパなどの未確認生物(UMA)のに近いもんなー。
P1090672.JPG
まあ、すっかり芸大の方々には、お世話になっちゃったよ。 感謝しています。<(_ _)>
 
それにしても、よく幽霊の絵とか描く気になるもんだなー・・
  妖怪なら別だけど、 第一人者の水木しげるは、徹底しているよね。  あの「ゲゲゲの鬼太郎」の水木サンのことだよ。  

自ら「妖怪研究家」って言っているけれど、水木さんの右に出yjimage.jpegれる人っていないでしょう。 こと妖怪に関してはスゴク造詣が深いもの。 

ただ、シュールさでは、オイラは つげ義春のほうを推すけれどね。   つげ義春は水木サンのアシスタントだったんだよ。  代表作は、「ねじ式」  これ、たまらん。
 幼なじみのイノパンともに、かなり前から、つげ義春については絶賛してきた過去があるんだ。
 
まあ、知らない人は、つげには、触れない方が良いとも思うよ。夢野久作の ドグラ・マグラ的な「 毒 」がたっぷり染み込んでいるから・・・・
 
なんで こんな話になっちゃたかというと、
今回の「うらめしP1090669.JPGや、冥途のみやげ展」の中の雰囲気がそんな、つげ義春を彷彿させていたからなんだ。
心底ぞっとする絵も何枚かあったしな・・・・。

 科学的には幽霊はほとんど錯覚らしいけれど、
 どうにも解明出来ていない現象もアルのも事実だよ。

P1090671.jpgでも、本当の幽霊よりも、
人間の錯覚の方が実は恐ろしいんじゃあないの。
前回ブログでも錯覚について触れたよね、そういえば・・・・
  
人間サマの錯覚こそ震恐(しんきょう)!!!!!! 

例えば、有史以来、人類の世界に長らく横たわってきた奴隷制度。
 「奴隷」という表現を口にすることさえ、タ
ブーになっている。

 換言すれば、それくらい人間社会の本質に関わっている問題だと言う証拠だとも思うけれどね。
  「奴隷制度なんて当の昔に終わったこ
とだって」・・・そんな越えも聞こえてくる。でも、本当にそうだろうか?  
 P1090673.JPG 
あなたの脳は、心は、何かの奴隷になっていないと、断言できるのだろう
か?
  
オイラは、いまでも、日常生活のなかで、
 「おまえは、奴隷かよ!」って自分自身を叱咤することがあるよ。 

そのたびに、軌道修正するようにしているんだけど、 よそ見しているとすぐに、左足に大きな鉄球につながれた鎖が巻き付いてくる。
 P1090661.JPG 
奴隷の特徴は、自分が奴隷であると気づいていないことだ。

自分が奴隷であると、思っていないから
王様や貴族になろうと考えず
「奴隷の長」になることを目標に日々の仕事をしている。

「幽霊」へのコメント

このタイミングなら、一番乗りですか(ニコニコ)
「奴隷の長」になることを目標に日々の仕事をしているという最後の文章にがーんです。身に覚えあります。

つげ義春、、、、、さすが お目が高い$$$$$
 オイラは、ゴルゴ13 ・カムイ伝 しか読まないのかとおもっていましたから、なおさら嬉しいです。

SY牧場のゆーこです。おはようございます。芸大はただならぬ空気が漂っている感じがブログからも伝わってきました。わたしは幽霊はいると思います。実は火の玉見たことあるんです。

幽霊展、おもしろそうです。一般の人も入れますか。幽霊が言う
「うらめしや」ってどういう意味だか、調べたところ、
「相手を恨む、その気分」と書いてありました。
おーー恐い恐い・・・でも人間の錯覚の方が もっと怖い。

今日は、りりこと、みやびと一緒に巡っている京都旅行の最終日です。 わたしが代表でコメントすることになりました^^
 京都大学吉田キャンパスは感慨深いものがありました。湯川記念館では3人で記念撮影をして、すっかり賢人になった気分です。幽霊というか、霊魂は存在すると思います。妖怪はいるとは思えませんが夢があっていいです。 
 こっちに来てから甘味処ばかり梯子するので、すっかり重量オーバーな豊橋三人組です。妖怪三人組でしょうか。

夏休みはJAXAに行ってきました。おばけより宇宙の話が欲しいです。宇宙が好きです。待っています。

夢野久作の (ドグラ・マグラ) こっちの方が、ヤバいです。
わたしは読み切れませんでした。 オイラさんは、読書の幅もかなり広いと思いますが、一貫しているテーマにわたしは気が付くことができました。

久しぶりにブログを拝見したら、「幼なじみのイノパン」が出てたので一言。つげ義春を最初に読んだときの衝撃は今でも覚えているよ。「一体なんなんだこの漫画は」という驚き。今でもたまに読み返すことありです。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2015年8月15日

         

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