新・印象派

新・印象派

P1060221.jpg2月12日のブログでは、不本意ながらパンチパーマ大仏の取材に時間が取られてしまったので、(お口直し(^^) にきた。
 本日は都美に登場!  

新印象派というのはね、1880 半ば-1900初め  にかけて活躍した。
点描技法を用いた画家たちのことね。 
点描画というのは、その名の通り、点をダダダ・・と打つようにして形にして行くんだよ。 
今デジカメと同じだよ。
 「印象派」を継承しながらも最新の光学や色彩の理論を参照して、
光と色の効果を探求したんだ。

代表的な画家は モネ、スーラ、シニヤック、マティスの4人だよ。
P1060310.JPG 今回もその4人が中心となって展示されていた。 

  印象派の系列は日本人が一番好む絵の形態なんだ。
 淡くやさしくて女性好みなんだよね。 
 絵を見に来る性差を見ると7割は女性だもの。
 
よく、老夫婦のカップルで、P1060406.JPG旦那さんの方が
「 まったく興味ないけれど、母ちゃんが付き合えって言うから、仕方なくきましたー」見たいな光景見るよ・・・・ははは。  

あと女性同士のオバちゃま軍団ね。
「なかなか良い色だしてるわね」なんて超上から目線で、笑っちゃうけれどそのコミカルさが安堵を運んでくれるんだ。 
美術館の安寧の時空は何事にも代え難いんだよなー。
P1060315.JPG
 とにかくここに出した絵はすべて「点」の集まりね。  結構労力いるよね。
色彩を小さいな点に分割する新しい技法は、あっという間に美術界を席捲したんだ。 

このやり方ではパレットの上で絵の具はまぜないんだ。
 赤は赤、黄色は黄色としてそのまま使う。
 観る人の目の中で交ざるように置かP1060404.JPGれた小さな点が色彩の輝きと光の効果を高めたんだよ。
新印象派の創始者はジョルジェ・スーラなんだ。 

遠目に絵を見たときと、近くで見たときではまるで、印象が違って見えるのも特徴のひとつになっているよ。

なんていかにもすんなり、新印象派が世に認められたように書いちゃったけれど、美術の世界ですんなり行く事なんて皆無だよ。 
新しいことをすれば200%ボロクソに叩かれる。
P1060399.JPG
じっとていれば、つまづく心配もないのにね。 足を速めれば速めるほど、つまづく可能性は大きくなるけれど、どこかにたど着く可能性も大きくなる。 
 ここで 「軽い荷物にしてクレー・・・」と、願ってはイケナインダ。 「強い背中にしてクレー!」と願わなくちゃならない。

そもそも 自分の天職や運命の相手にすぐ巡り会う人もいれば、何度も回り道をしてようやく辿り着く人もいるでしょう。

おおくは、どんなに努力をしても、いまだにその実感が持てないのかもしれない。
P1060241.jpgポイントは、回り道が損をしているわけじゃあないってことだよ。
 人生の醍醐味はその回り道にこそあるんじゃあないの! 
そこで感じることは視野を広げ人生を豊にしてくれる。  
  事実がわかっていなくても前進するしかない。やっている間に事実もわかってくるしさ。

 「後悔」って自分が自分に下した「裁き」でしょう。 
自分で自分のこと裁いてたら「身がもつわけがないよ」
P1060225.JPG
人生は往復キップを発行してないもん。 
  帰ってはこれない。   

行きの燃料だけ積んで
飛び立っているんだ。   ある意味・・・・・神風特攻隊      
 
それなら「線」でなく 「点」で描いてみるかってヤツが出てきても、不思議じゃあないやね・・・

「新・印象派」へのコメント

勝ち誇ったピラニア軍団のピザパーティーの豪快な写真 師匠はいつも取られる側 少し可哀そう。
師匠が 猛勉強して頭に詰め込んだ知識を何の苦労もなく印象派絵画の説明を受けさせて貰えるなんて なんと幸せ者か…..
人生哲学までも聞かせていただき 両手を合わせて 拝みたくなる
人生にも そのうち往復割引切符が枚数制限で宇宙から善良な努力をした人間だけに送られて来るやもしれぬ。
先の見えない世界だもの何が起こっても不思議ではない
そうでもなければ こんなに 長生きなんかしたかねーぜ!!
先が読めない 読んではいけない 人間の世界 今に一生懸命やることをやる それしか『答えなし』か?

アズコちゃんブログで、 番付28位パーティーカクニン(^^)
先生のところは、いつもたのしそうで、いいですよね! みんな 長いですよね、 ぼくの職場の近くの歯医者はスタッフが月変わり週変わりで、院長のリーダーシップのなさを、ひけらかしてますよ。
先生のリーダーシップはたぶん、誰も真似できないと思います。フレドリーで、鋭いんだと予測!
先生のクリニックで、ぼくは ちいさい オカッパの優しい看護婦さんのファンです。
美術館にはぼくもよく行きす。
余裕のない人はノビシロが、少ないと言うのが、祖母の口癖でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2015年3月3日

         

PAGE TOP