京都と冥王星(めいおうせい)

京都と冥王星(めいおうせい)

P1020157.JPG「冥王星を殺したのは私です」という本が、オイラの京都のお伴だったんだ。
この本は2012年に日本語版が出たんだけれど、天文愛好家の間ではベストセラーで、五つ星評価だった。
 当時あまりにも、メジャーになったので、オイラのアマノジャク根性が芽を吹き、手を出していなかったんだ。 
で、今回、Amazonで別の本を頼むのと一緒に古本で500円でついでに、購入。
 
新幹線の中と、ホテルで読み切った。 もう、面白すぎる(^^)/    過去3年間で一番面白いといっても良いくらいだ。  

著者のマイク・ブラウンは世界的な天文学者で、準惑星エリスや、セドナの発見者だ。 
P1010929.JPG結局、その発見がもとになり、冥王星(Pluto)が、惑星から準惑星に格下げすることになるんだけれど、
 天文知識がゼロでも十分面白く読める私的ドキュメンタリー。   

宇宙に向かう学者の姿、恋愛結婚で、生活が一変して、価値観が変わっていく姿、そして、またすべてに優先して「惑星探しに向かう姿」
 科学者として、他の研究者に発見を先に発表されて味わうP1020128.jpg挫折感、とにかく盛りだくさんなんだ。

すべて事実だから面白い。
  読んでいて、やる気が出てくる情熱の伝導すら備えた本だよ。

惑星探索に命を賭ける著者が、自分の大学院の生徒に、こう打ち明けるシーンがあるんだ。
「お手上げだ。もう十分探査した。何かあればとっくに見つけているはずだ。P1020101.JPG新しいカメラは質が悪いし、これ以上、手の打ちようがあるとは思えない」
アントニンという大学院生が「もう、絶対に見つからないという確証はあるんですか、だったら、なぜやめるんです。本当の理由はなんですか?」

ここ1年、著者、マイク・ブラウンは結婚を機に、あまり遅くならずに家に帰り、妻との時間を大切にしていた。南米で1ヶ月P1020118.JPGの新婚旅行もした。 マイクは新居も構え普通の暮らしをしていたんだよ。

天文学者である彼は、以前なら夜が明けるまで寝ることも無かったし、天文台を離れることもなかったんだ。
普通の生活に慣れてしまっていた。 

本当の問題は、マイク自身にあったんだ。
「カメラのせいでも、ソフトウエアの不出来にせいでもなかった。

一番の問題は私自身が自分を甘やかして、天文学者でなく
普通の人間のように暮らすのを良しとしたことだ。私がみんなと同じように(もう惑星など太陽系にはない)と、信じようとしていたのは、今や私が「みんな」の側に行っていたのである。
P1020130.JPG

アントニンはコーヒーを飲みながら言う。
「探し続けるべきですよ、もうなにも見つからないなんてあるわけないじゃあないですか」

 昔は私もおなじことを、いって人に食ってかかったもんだ。「何も見つからないなんてことが、あるわけないじゃあないか。これが太陽系の果てだなんてどうして言える。?」
 P1020137.JPG   
 しかし、この探求は、普通の生活の終止符を意味する。 
 そしてマイクは自分の思いを妻・ダイアンに打ち明ける。  ダイアンは私を見てニッコリ笑った。
「惑星をみつけて!」

 京都ではタクシーでせっかくだからってことで、清水寺までいったけれど、あまりの人の多さに、
怖じ気づき、15分でとんぼ返り、 観光ツマンナイナー!
P1020152.JPG
結局、抹茶ソフトだけ買って、ホテルで冥王星してたよ。
   清水寺も遠方から見てこの観光客数、結局お寺にも入らなかった。
  帰りの新幹線で食べた京都弁当は美味しかった。
      P1020326.JPG
  「間抜けにならない方法を考える必要は無い。 
賢くなるには どうするか だ」
ーーーーーーーマイク・ブラウンーーー
(冥王星を殺したのは私です より)

「みんな」の側に行っては、事は成せない
  

「京都と冥王星(めいおうせい)」へのコメント

「冥王星を殺したのは私です」中々含蓄のある本ですね。
準惑星発見の結果冥王星もその仲間に入ってしまい 格落ち。
アントニンという大学院生は 凄く最適な点を突いている。
所詮 専門家は 普通の生活を送ってしまうと 普通の人の類に入ってしまい なるほど。
「みんな」の側に行っては、事は成せない
ことをなす人は 皆と同じ方向 速度で進んでいては 何も出てこない・・・・・
オイラ 今 KIDS向けの アインシュタインの翻訳本を手に入れ
ボチボチ 夏休みの宿題をするような ペースで読んでいる。
特殊相対性理論から 一般相対性理論まで説明されている
面白い 楽しい 本 アインシュタイン自信が目の前に浮かんでくる感覚です  

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2014年7月26日

         

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