播磨(はりま)な時間へ

播磨(はりま)な時間へ

P1110039.JPG土曜日の夜、新横浜から「のぞみ」に飛び乗った。
姫路まで3時間だ。
西はりま天文台主催の「舎弟養成」コースに向かった。
  姫路となると、土地勘が全くない。 大阪、京都なら、行く機会も多いので、じゃあ、いってくるわ!って、丸ビルに行くくらいの気持ちでイケルんだけれど・・。

姫路はなー、たぶん人生で2回目だよ。
中学の時に姫路城行ったんだけど、当時興味ないからなー、「城なら、小田原にあるのになー」と言うのが本音だったよ。 姫路城ー今では日本一の城として、世界遺産になっている。小田原城と同じと感じていたセンスのなさには自身、呆れるよ。
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折しも台風の予報があり、行ったはいいが、帰ってこれるのか?  と言う緊張感も手伝って、ガチガチになって旅だったんだ。 キャスト達に、「台風が心配だからゆっくりしてきてくださーい」という、エゴイスティックな願いは聞けないしね(^o^)  
P1110111.JPG駅前に、播州信用金庫という看板が見えたんだ。 
「あーと思ったさ
ちょうど2日前に読んだ小説が宮本百合子の「播州平野」というものだったんだ。
そうだったそうだったこの辺りのことだったもんな。急に小説のヒロインひろ子と自分が置き換わった。
まさに旅情。
P1110106.jpg  土曜日の遅くに着いて、その日はそのままバタンキューだよ。 
翌日は雨模様・・。姫路に宿をとったものの、今日の会場はプラネタリウムで「余部」というところ、・・どこだそれ!  
 調べてみると、姫新線という路線だ。「すいませーん、 ひめしんせんって何番線でしょうか」 と、駅員さんに、湘南の明るい風を運びながら、尋ねるオイラ。 「ひめしん・・? あー、きしんせんは3番4番」 
   「ぐげ・・きしんせんと読むのか」恥かいたぜ、無念の湘南ボーイ(T_T) P1110055.JPG 
 余部駅は、若い女性の駅長さんがひとりで切り盛りしているとっても小さな駅だった。「Suicaは使えません」と、優しく言われたオイラは200円を払う。そこから これまた一台しか止まっていなかったタクシーを拾い、プラネタリウム・姫路科学館へ向かった。 
 結構な、雨だったのに受講生はやる気満々で集まってくるんだよな。  冒頭に「舎弟養成」と書いたけれど、これはオイラが勝手に言ってるだけで、天文台の学芸員はP1110054.JPG「大使の養成」と言っていた。
さらに「今、学生の人達は是非、天文学に進んでもらいたいとの気持ちだ」と、真剣に伝えていたよ。 
 「先ずはプラネタリウムで、みんなの実力の程を確認」とかいって、 イキナリ天球の星に,レーザーを当てて「この星は何?」ときたもんだ。 面P1110079.JPG食らうよ。 プラネタリウムは眠くなりますねーなどと、隣に、いかにも天文マニアっぽい人に声を掛けていたオイラは,顔面蒼白。  
  突然、天球に星空映されて、「これは何?」と言われてもね〜〜なんとか、さそり座α星のアンタレスと答えたのが精一杯だった。
 こんなことでは天文台まで行き着けないよ。
配られたのは 西はりま天文台オリジナル星座早見表」
P1110071.JPGよーし、これでガッツリ学ぶゾー。兵庫は明石があるので,日本一天文学が盛んな県と言ってたよ。天文台も5つあるというから、納得だ。
 
講義の時、前の席に座っていた高校生がJAXAのポロ着ているんだよね。  オイラもこういう性格だから、気持ちわかるんだよねー。
実は一週間前にオイラも、JAXAのキャップを手に入れた(^^)/ 

自分P1110089.JPGの好きな空間に触れていたいんだよな・・。よーわかるわなー 
講義内容は宇宙物理学を実に優しく教えてくれるので、
オイラくらいのシロウトには

これこれって指さしたくなるようなわかりやすさだった
姫路まで来る価値ありまっせー。 

「播磨(はりま)な時間へ」へのコメント

台風は消えたが 大雨の降る予想の 関西へ 『宇宙少年』のロマンを追っかける旅。
姫新線(全くのローカル線)で余部駅へ(余部鉄橋のある方に行かなくてよかった)
駅に降りてタクシーがいたのもラッキーな事。
雨を物ともしない 仲間たちが集まって 宇宙物理学の講義から 少年の心をもち続けるオイラの師匠が夢の世界へーーー。 今回のブログは プロローグと見た。
オイラにとって 思い出の土地。 これからの 話に興味津々。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2013年9月2日

         

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