エーゲ海に捧ぐ Turkish notes 5

エーゲ海に捧ぐ Turkish notes 5

P1090550.JPG手のひらを、突っ込んでみたよ。 
そう、そう、ここはエーゲ海。
世界で最も美しいと言われる海。なんか、ビンビンくるよー!  
 ひと言で言うと、「絵になるところ」・・
紀元前750年、ギリシャからイオニア人が移り住んでね、エーゲ海・地中海沿岸に都市国家をつくったんだ。それから、ローマ時代になると重要な交易の中心としP1090428.JPGて栄えたんだよ。
そして実に華やかな文明を築いたってわけなんだ。 
さーてこれからは、エーゲ海、地中海各地に、ポンポンと点在する古代遺跡を巡りまっせー!
一緒に、古代の暮らしに思いを馳せようね−!  
 先ずは、「シュリーマンが発掘に命をかけた伝説上の都市」・・・とここまで言えP1090499.JPGば、何人かはピント来るね!  
そう、古代への情熱・・・・トロイだ(^^)/   
ホメロスの叙情詩「イリアス」に出てくる伝説上の都市、
いってみれば童話の中のフィクションだと信じられていた都市なんだ。 だーれも実在するなんて思ってなかった。 しかし少年の頃から、この「トロイ」はP1090448.jpg実在すると、信じ続けたドイツ人がいたんだ。
シュリーマン、彼は少年の日の夢を実現すべく、私財を投げ打って発掘を続けたんだ。 そして1870年ついに、遺跡を発掘した。 
このトロイの地に初めて集落が出来たのは紀元前3000年。その後、繁栄と没落が繰り返され、P1090504.JPG紀元後400年までの間にね、9つの時代の都市層が重なりあったんだ。 だからさ、
それぞれの時代の遺跡が混在しているんだ。 なかなか興味深いでしょう。 例えば、前の時代の、トイレの場所が、次の時代には、寝室になっていたりして、なんだかなーッテ感じらしい。これ、アルズさんに教えてもらったんだ。
 世界遺産検定ではここまで学べなかった、やっぱり現場はおもしろいねー!
トロイの象徴と言えば木馬だ。 紀元前1200年、トロイ戦争の最中P1090440.jpg、退却していくギリシャ軍が残した、大きな木馬。・・・・・・・まさかこの中に兵隊が潜んでいるとは、つい知らず。 夜中になって、おもちゃの兵隊さんみたいに、ギリシャ軍の兵隊が木馬からゾロゾロ・・。  かくてトロイは陥落した。 
現在もこの遺跡のところに木馬があるんだよ。当時の物を再現した物。えらくデカイ。 兵隊も300人くらいは入れそうだったよ。
P1090503.JPG
これはオデオンっ言ってね、音楽や演劇、会議が行われていた小劇場なんだ。 ローマ時代のもので、当時は木製の屋根がついていて、抜群に音響もよかったんだってさ。 (どーしてそんなことが、わかるのかって?、アルズさんに聞いたら、”おめーも細かいナー”みたいなこと言われた・・ふんだ!!!)
P1090493.JPG
まあ、歴史って、そう言う一面だらけだよね。  実はそこんところが、長きにわたってオイラが歴史に興味を持てなかった理由なんだ。不確実なことを不確実な研究者の作った教科書で、不確実な教師から教わる。これじゃあ、好奇心湧かないよ・・。  
でも、去年、これって言い訳だったんだな・・。って思い直したんだ。 
人はさ、転ぶと板のせいにする。板がなければ、石のせいにする。石がなければ靴のせいにする。
そう、人は、なかなか自分のせいにしないんだよな。   
   
現在というものは、過去のすべての生きた集大成でしょう。 だったら地球人として、世界中のひとの生P1090515.JPGき様に触れないでどーすんの・・だよな。P1090500.JPG今、オイラはそんな風に思っているんだ。 
地球人って視点ね!  
長後人→藤沢人→神奈川人→関東人→日本人→アジア人→世界人→地球人  この先は宇宙小僧のテリトリーなので、今回は、ユネスコ・アカデミー準メンバーとしてのオイラの覚え書きなので、ここまでー(^_^;)
 P1090495.JPGえーと、ここは生贄(いきにえ)の儀式に使われた場所だ。 いかなる宗教にも、必ずあるよね。この儀式。「聖域」と言われる場所なんだ。  アレキサンダー大王もここで供物を捧げたんだと。
  その周りでは、家来達が踊り狂う! 喜びの悦びのダンス!
 ダンスね・・・、ふう・・・。   
ダンスも人生も同じだな・・・。
足が絡まっても踊り続ければいい。 
P1090535.JPG

「エーゲ海に捧ぐ Turkish notes 5」へのコメント

オイラは宇宙人。地球の歴史は永が?い時間経過を横線にひいて考えなくては そして地球人になってその視線から眺めなければ オイラ達より遥か昔に生活していた人々の事なんて理解不可能。
エーゲ海っていいところだね。
シュリーマン少年が夢を追い続けてくれたから 今童話の世界から本当に地球人が生活していた世界に我々を引きずり込んでくれたのだと思う。こんな人がいなければ 忘れられた都市のままだったのかも。
現代の我々が生活している地球の様子も永い時間経過を経た未来の人達がどの様に理解してくれるか 考えると面白い事だね。
歴史物は 現地で自分の目と足とで見て歩く事により 紙の上での話が実感として理解納得が出来るのかもしれない。
師匠の行動力のおかげで 随分楽しませて貰っております。感謝。

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カテゴリー:院長ブログ  投稿日:2013年4月12日

         

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